タケノコ,筍のアク抜き方法と唐辛子を入れる理由
タケノコの水煮を使用すれば、確かに簡単に美味しく料理する事が出来ます。本当に美味しいタケノコは、きちんとアク抜きをした生の『たけのこ』です。
所要時間 :6時間位

材料
たけのこ:2個
鍋の大きさに応じて
米ぬか:150g
唐辛子:2本
水:3000㏄
鍋の大きさに応じて
料理動画
作り方
- 生のタケノコは、穂先を切り、中央まで切れ込みを入れます。


- 鍋にタケノコ、米ぬか、唐辛子、水を入れ強火で沸騰するまで煮ます。


- 沸騰したら、フタをして少しだけ隙間を空け、弱火でコトコト煮ていきます。

- 弱火でコトコト煮たら、タケノコの軸の方に串を刺し、スーッと刺せれば、火を止め、自然に冷まします。

- 自然に冷めたら、水に取り、自然に皮を取ります。

- 皮を取ると、余分な皮が残っている場合が多いので、割りばしなどで取ります。

- これで、たけのこの下処理は完成です。

ポイント
米ぬか
米ぬかを入れる理由は2つあります。
- 1. たけのこからえぐみを取り除く。
- 2. たけのこからうま味を引き出す。
たけのこにはシュウ酸と呼ばれる、えぐみの成分を含んでいます。このシュウ酸が、米ぬかに含まれるカルシウムが作用し、えぐみを感じない成分にしてくれます。米ぬかに含まれる脂肪分やアミノ酸が、たけのこの繊維を柔らかくし、うま味を引き出す役割があるので、米ぬかはたけのこのアク抜きをするのに必要な食材です。米ぬかが無い時は、米のとぎ汁でも代用する事が出来るので覚えておくと重宝します。
今回使用した米ぬかです。

唐辛子
米ぬか同様、えぐみを感じにくくする役割を持っています。唐辛子に含まれる『カプサイシン』の力によって、嫌な臭みを取ってくれる、渋みを感じにくくする、殺菌抗菌され、防腐効果やカビ対策出来るなど、アク抜きを行うには必要な食材です。無くてもアク向きは出来ますが、これらの理由からも入れることをオススメします。
流水
たけのこのうま味は水に流れやすいです。流水で冷ましてしまうと、たけのこのうま味成分が流れ出てしまいます。自然の力で冷ました後、米ぬかを流す際にも、必要最低限の水で洗う事をオススメします。