ナチュラルワイン 呼び名
ナチュラルワイン/Natural Wine(英)は、ヴァン・ナチュール/Vin Nature(仏)、自然派ワイン(日)と呼ばれます。
ワインには他に、ビオワイン,オーガニックワインと呼ばれるものがあります。ビオワインの「ビオ/bio」とはビオロジック/biologique(仏)の略で、「有機」という意味です。ビオワインとは有機栽培のブドウを使って造られたワインということですが、日本での定義はあいまいです。オーガニックワインは各国によって異なりますが、認証機関の認定を受けた(日本では有機JAS認定を受けたもの)ものです。
ナチュラルワイン とは
原料となるぶどうを除草剤や化学肥料を使わず育て、自然酵母(天然酵母,野生酵母)で発酵させたワインです。普通のワインとの違いは、酸化防止剤(亜硫酸塩)が極力使用されていないことです。中には全く使用されていないものもあります。また、オーガニックワインとの違いは、「アルコール度数を上げるために糖を加えること、培養酵母を使うこと」が一切認められていないということです。
ナチュラルワインは、ぶどうを濾過(ろか)せず瓶詰めするのもあり、濁っていたり、底に沈殿物(オリ/澱)があったりします。
原料のぶどうをつくる農法は主に2つあり、そのひとつがビオディナミという農法で、自然素材由来の肥料を利用したり、太陰暦・占星術に基づいて作られた「種まきカレンダー」を参考に種まき,収穫,澱の取り除き,瓶詰めなどをするという特徴があります。ナチュラルワインは生産者の哲学や個性が溢れています。
ナチュラルワイン おすすめ
ナチュラルワインを飲んだことがないけど挑戦したいという時、何を選べばいいのか悩みます。ナチュラルワインのはじめかたとしてお勧めのひとつは、ボトルではなく、グラス一杯からでナチュラルワインを飲める飲食店を見つけることです。ナチュラルワインに詳しいお店の方と話をしながら、いろいろな種類を少しずつ試して自分の好みのワインを見つけていくこともできます。お近くにある方はぜひ。
ナチュラルワインは海外から輸入されているものが多いですが、最近では日本で作られるものも増えてきています。北海道、山形、山梨などで造られたナチュラルワインが有名です。
ナチュラルワイン ショップ
ナチュラルワインをボトルで買いたいと思ったら、購入できる所は「酒屋」「レストラン」「ナチュラルワインバー」などが挙げられます。
酒屋はホームページにナチュラルワインを取り扱うことを表示しているお店が多いです。メインで取り扱う酒屋さんに買いに行けば、詳しい方に説明してもらえます。
レストラン・バーは店内で取り扱っているワインを購入できるところもあります。ナチュラルワインは本数に限りがあるものが多いので、お店の方に相談してみましょう。
ナチュラルワイン 相場
ナチュラルワインの値段は2,000円前後のものからあります。自然派の代名詞と言われる生産者のワインは10,000円を超えるものもあります。
近くの酒屋さん,レストラン等で欲しいものがない場合は、通販で購入することもできます。